« 2015年9月 | トップページ

2016年11月

2016年11月30日 (水)

山田文庫整理の近況とお知らせ

の冬は殊の外寒暖の差が激しく、低体温症の身としては、毎日生きてゆくのが実に命懸けであります!
 昨年六月、山田文庫を整理していく上での資料探査と幾つかの確認をするためと、学会参加も兼ねて四日間東京を一生懸命駆けずり回りました。 予め少しは予測してはいたのですが、帰宅と共に大きく体調を崩し、思わぬ夏の暑さや、薬の副作用までも加わって、実に半年以上身を持て余す難儀に遭遇。
 しかし、それにも懲りずに、今年も学会を挟んで重要な所用をこなすために、先月やはり四日間東京へ出向きました。 今回は、前回の轍を踏まぬよう、飛行機を使い、宿も贅沢に取り、可能な限り行動範囲を狭め、無理をしなくても済むところは一切無理をしなかったことが良かったのでしょう。 今回は何とか一ヶ月ほどの体調の不良だけで回復しました。


 このように不様な体を引き摺りながらではありますが、本当に多くの方々に助けられて、どうにかこうにか山田盛太郎文庫中の付属資料の整理と映像化の目処が峠を超え、眼下にゴールが望めるところまで到達致しました。


 おもえば、いろんな方を訪ねて行き、「おい、お前、まだ山田盛太郎なんかいじくっているのか!・・・」と情けないお言葉を幾度となく頂戴し、返す言葉を何度も失いました。
 また、若い研究者と話していても、山田盛太郎について読んだことはおろか、考えたこともなく、私に話されてただただ怪訝な顔で困惑する経済学部助教授達を幾人となく目の辺りにし、暗澹として会場を後にしたことが、これも数え切れません。


 そんな想いから、半ば意地でサイトを立ち上げ、細々とやり始めた山田文庫の整理に伴う資料の映像や報告は、図らずも数年を経てしまいました。


 しかし、近頃、思い掛けず山田先生についての論考を掲載された書籍や、雑誌についての情報などを寄せて頂いたり、時には小生のサイトなども見たとのお話しも頂戴致しました。
 今や、山田文庫の付属資料の整理も、かなり進捗し、映像資料の目処もそこそこたったので、全体ではなく部分的なデータをこれ以上闇雲に提示することが逆に疑問となり、この辺でこれらを総て削除することにしました。
 本当に興味をお持ちの諸兄姉には、部分的な情報はもう必要がないであろうし、この先は、直接文庫にお出向きの上、資料を御覧頂くほうが良いと考えております。
 本当はもっと早い段階で削除を考えていたのですが、作業量を考えると気力が萎え、サイトを開くことが億劫になり、ダラダラと今日に至りました。


 このご挨拶も、一ヶ月前からの予定で、作りかけておりましたが、前述の体調不良と、突然ディスプレイが写らなくなる事故で中断。 今日ようやく書き上げ、掲載に至りました。


 思い起こせば、この数年間、体調不良と、突然の入院等の不測の事態に苛まれ続けましたが、幸運にも恵まれ、これまで本当に楽しく幸せな時を過ごすことができました。
 薄暗い書庫で、まるで先生から一日差しでお話しをお聞きしているような経験を幾度となく重ね、ハッとして身が引き締まる位の興奮と、先生の文字の奥に潜む私の想像を遙かに超えた天の高みに触れて息を呑む日々を重ねることが出来ましたことは、真に楽しく、なにものにも代え難い喜びであり、学問に身を委ねられることが、決して当たり前の出来事などではないということをひしひしと噛み締める至福の時間の流れに身を置くことが出来ました。

 この間、多くの方々には身に余るご厚意を賜り、また、忝くも思いもしなかったご便宜にも浴し、身の光栄ここに極まりました。 ご指導頂いた山田先生と、辛抱強くお待ち頂き、その間自由に作業をさせて頂いた龍谷大学に対し、真に感謝の念に堪えません。


 あと、もう少し、健康に留意し、最後の締めまで頑張ります。 最終の完成までもう少しだけお待ち下さい。(註:映像データが紐付き[target属性]になっているものを、今日総てを一度に解除することが体力的に出来ず、一時映像ファイルを閉じて整理いたします。 その間ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご寛恕を乞う。)2016, 11, 29

|

« 2015年9月 | トップページ