里山を歩くことの楽しみは、この土の道を歩くことに尽きる。 土壌の流出が激しくなり、木道や段々が多くの山で見られ、さらに(この山でもそうなのであるが)コンクリートが道に被せられてしまうのを見ると複雑な気持ちにならざるをえない。 激しい降雨時に滝となって流れ下る水が山を変容させてしまい、大きな被害をもたらすことがある以上、これはやむを得ないのではあるが、有難いことに、この小径は何とか今でも土の道が残されており、辺りの木々と共にこれから先も守り伝えてゆかねばなるまい。