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2008年10月25日 (土)

山之内靖氏文献集 [2014-05-15 改訂]

 Marxの原像を求めて文献を読み進んでいると、どうしても気に掛かる研究者の一人に遭遇せざるを得なくなった。 山之内靖氏である。 たゆまぬ研鑽を重ねてこられた彼の業績の全貌をどうしても鳥瞰しておく必要を感じ、文献目録を作り始めた。

 有り体に白状すれば、『マルクス・エンゲルスの世界史像』以降の氏の著作を殆ど私は読んではおらず、初期マルクスへの旅を始めた私はそこで山之内氏に再び邂逅したのである。 しかし、その容貌はには昔日の面影以上のものを感じ、少なからぬ戸惑いさえ覚え、彼の論を最近のものまで読み進むためにはどうしても全体の目録を必要とした。

 今日まで実に精力的に、数多くの著作や論稿を世に問われてこられた山之内氏の目録としては或いは不十分で氏への礼を失するものになってしまったかもしれない。
 しかし、これはあくまでも山之内氏の論稿を読み進んでゆく上での私の個人的な手控えとして、その論稿の全体における位置を認識するためのものであるという点にどうかご理解を賜りたい。
 【注】従って、当稿は適時補筆訂正が加えられ、内容に変更が生じるものであることをここに書き添える。 また、場合によっては私の個人的な意図に基づき注を付したところもある。 従って、編集上の責任は全て筆者のものである。

【山之内靖氏の業績目録】
  注:編年式の編集を基本とする。 太字は書籍。
    
【1:著作・論文】
「国民的産業の展開と資本主義」
 『西洋経済史講座』大塚久雄、高橋幸八郎、松田智雄編
 第2巻 岩波書店、1960年6月

「イギリス市民革命期における為替論争の経済的背景」
 『土地制度史学』9号 1960年10月

「イギリス毛織物工業におけるマニュファクチャーの経営形態」-西部型織元経営の分析-
 『歴史学研究』第256号 1961年8月

「原始蓄積期イギリスにおける賃労働の存在形態」
 『史学雑誌』第70巻第12号 史学会、1961年10月

「イギリス産業予備軍の形成過程-救貧法体制の展開と終熄-」
 『商学論集』第31巻第2号 福島大学経済学会、1962年9月

「イギリス産業革命研究の課題と方法」-毛織物工業史研究の動向を中心とする一考察-
 『土地制度史学』16号 1962年10月

「初期産業資本の労働政策-イギリス救貧法史の研究動向によせて」
 『日本労働協会雑誌』49号 日本労働協会、1963年4月

「E.S.ファーニス著『ナショナリズム体制下における労働者の地位』-後期イギリス重商主義者の労働理論研究」
 『日本労働協会雑誌』第6巻1号 日本労働協会、1964年1月

「イギリス古典学派の経済構造論-自由主義段階政策政策分析の一素材-」
 『歴史学研究』第288号 歴史学研究会、1964年5月

「イギリス重商主義の資本市場政策-1720年『泡沫会社禁止法』の歴史的課題」
 『土地制度史学』22号 土地制度史学会、1964年1月

「岩田弘著 『世界資本主義-その歴史的展望とマルクス主義』」
 『歴史学研究』第294号 歴史学研究会、1964年11月

「イギリス市民革命期における資本制借地農業の展開」
 『土地制度史学』30号 土地制度史学会、1966年1月

「後進資本主義に関するマルクス主義古典の再検討」
 『歴史学研究』308号 歴史学研究会、1966年1月

『イギリス産業革命の史的分析』
 山之内靖著 青木書店、1966年6月15日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照。
 【注】下記の論稿を含む
第二章 歴史的対比
 -後進資本主義に関するマルクス主義古典の再検討-
   一 マルクス-「ヴェラ・ザスチッチへの手紙」を中心に-
   二 山田盛太郎-『日本資本主義分析』を中心に-
   三 総括

「大塚久雄編『マックス・ヴェーバー研究』」
 『東京外国語大学論集』第14号 1967年1月

「戸塚秀夫著『イギリス工場法成立史論』
  -社会政策論の歴史的再構成」
 『土地制度史学』35号 土地制度史学会、1967年4月

「資本主義的世界体制の歴史的展開と低開発国問題-危機の構造と二つの道」
 『世界経済評論』第11巻第7号
 世界経済研究協会、1967年7月

「マルクス・エンゲルスのロシア社会論」
 『東京外国語大学論集』第18巻第1号 1968年

「マルクスにおける疎外の概念」
 『労働問題』第118号 日本評論社、1968年2月
 〈特集:職場における人間疎外〉

「マルクス・エンゲルスの世界史像と1857年恐慌」
 『土地制度史学』39号 土地制度史学会、1968年4月

「マルクス・エンゲルスの世界史認識-1847年恐慌と2月革命」
 『思想』第529号 岩波書店、1968年7月号

「マルクス・エンゲルスの世界史認識-民族・植民地問題を中心に」
 『歴史学研究』第342号 1968年

「マルクス・エンゲルスのドイツ資本主義論:類型認識の成立過程を中心として」
 『エコノミア』第37号 横浜国立大学経済学部、1968年9月

「マルクス・エンゲルスのドイツ資本主義論:3月革命時代を中心にして」
 『社会科学研究』第20巻第1号
 東京大学社会科学研究所、1968年9月

「歴史認識における段階性と類似性」
研究ノート:マルクス・エンゲルスの方法的展開を中心に
 『土地制度史学』41号 1968年10月

「イギリス産業革命の歴史的課題」
 『歴史教育』第16巻第11号〈特集:イギリス史の再検討〉
 歴史教育研究会、1968年11月 

「マルクス・エンゲルスの世界史認識-民族・植民地問題を中心に」
 『歴史学研究』第342号 歴史学研究会、1968年11月

『マルクス・エンゲルスの世界史像』
 山之内靖著 未来社、1969年1月10日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照

「吉岡昭彦編著『イギリス資本主義の確立』」
 『歴史学研究』第349号 歴史学研究会、1969年6月

「板東宏著『ポーランド革命史研究』」
 『歴史学研究』第356号 歴史学研究会、1970年1月

座談会「マルクス再検討・市民社会と人間」
 『展望』第137号 筑摩書房、1970年5月号

「社会科学の方法と人間学」上、下 -河上肇の唯物史観研究-
 『思想』565、566号 1971年7、8月

「淡路憲治『マルクスの後進国革命像』」
 季刊『社会思想』第1巻第3号 社会思想社、1971年10月

「いわゆる社会的意識形態について」上、下 -河上肇の唯物史観研究-
 『思想』568、569号 1971年10、11月

「経済学批判・序言」における「唯物史観の公式」
 『現代の理論』第99号 1972年4月
 -マルクス・コメンタール(特集)6-
    &
「経済学批判・序言」
 『現代の理論』第101号 1972年6月
 -マルクス・コメンタール(特集)7-
 【注】上記二つの論稿は共に現代の理論社から『マルクス・コメンタールIV 」へ収録された。 また、見出し等が分かり易いように幾許かの整理を受けて『社会科学の方法と人間学』(岩波書店発行)へも収録された。
 また、『社会科学の方法と人間学』の後記によれば、これらの二つの論稿は、「差し当たりマルクスの側から、ウェーバーに重なりうる部分を彼の思想形成史にさかのぼってとらえてみようとした」とある。

「大塚史学とマルクス主義へのチャレンジ」
 『現代の理論』第9巻第5号 現代の理論社、1972年5月
 〈特集:戦後思想の原点と戦後マルクス主義〉
 第一部:問題提起
 第二部:討論(長洲一二、平田清明、山之内靖)

「河上肇と社会科学の方法」
 『経済論叢』第110巻3・4合併号 京都大学1972年11月

『社会科学の方法と人間学』
 山之内靖著 岩波書店、1973年5月29日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照。
 【注】当書は2001年7月に「岩波モダンクラシックス」の1冊
   として再刊された。

「社会科学への問いかけ-田中克彦『言語の思想-国家と民族のことば』」
 『思想』第625号 岩波書店。1976年7月号

「ヘーゲル像の旧層と新層」
 『現代思想』 青土社、1976年10月発行

「市民社会の原子論的認識とその克服」
 『現代思想』 青土社、1976年12月~1977年7月

「和田春樹著『マルクス・エンゲルスと革命ロシア』」
 『社会科学研究』第28巻6号
 東京大学社会科学研究所、1977年3月

「『経済学・哲学草稿』第一草稿の方法論的展開」
 『現代思想』 青土社、1977年8月~1978年1月

「個の問題と社会科学」
 『現代と思想』第29号 青木書店、1977年9月
 対談:日本の思想-2-

「近代科学をこえるもの-椎名重明『農学の思想-マルクスとリービヒ』」
 『思想』第638号 岩波書店、1977年8月号

「杉原四郎『社会科学の道標』」
 『甲南経済学論集』第18巻第3号
 甲南大学経済学会、1978年2月

「個体的所有範疇の再審-疎外論の再構成をめざして」
  マルクス研究と現代
 『経済評論』第27巻11号(1978年11月)~第30巻3号
      (1981年3月)まで、全23稿を連載。
  (各号の個別データは省略) 日本評論社発行

「土地制度史学会の方法的遺産はいかに継承されるべきか」
 『資本と土地所有』 土地制度史学会編 農林統計協会 1979年10月

「『改版社会問題管見』序文」
 『経済論叢』第124巻第5・6合併号
 河上 肇生誕100年記念号 京都大学、1979年12月

書評「毛利健三著『自由貿易帝国主義』」
 『社会科学研究』第31巻第5号
 東京大学社会科学研究所、1980年2月

「ウェーバーとニーチェ」
 『歴史と社会』第5号 1981年12月

『現代社会の歴史的位相』 疎外論の再構成をめざして
 山之内靖著 日本評論社、1982年6月1日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照。
 【注】「書物にするに当たって、初稿に大幅な加筆を
 おこなって…」と序文(p.xiv)にある。 これは上記
 『経済評論』の記事を指す。

「プロテスタンティズムの倫理と帝国主義の精神-覚え書き」
 『現代国家の歴史的源流』岡田与好編
 東京大学出版会、1982年発行

「フォイエルバッハとマルクスの対話」上、中、下
  -市民社会の歴史貫通的規定性とは何か-
 『経済評論』第32、33、34巻、1983年4、5、6月号
 〈特集〉没後100年マルクスを超えて

「転換期の歴史像-柴田三千雄『近代世界と民衆運動』によせて」
 『思想』第714号 岩波書店、1983年12月号

「社会科学の再生のために-ニーチェ的テーマを契機として」
 『思想』第729号 岩波書店、1985年3月号

論点をめぐって 「椎名重明『マルクスの自然と宗教』をめぐって」
 『土地制度史学』108号 土地制度史学会、1985年7月

「生態系の危機とマルクス主義-椎名重明『マルクスの自然と宗教』によせて」
 『世界』第478号 岩波書店、1985年8月号

『社会科学の現在』
 山之内靖著 未来社、1986年発行
 【注】当書の目次については省略。

「ヴィーコの基礎命題〈真なるものと作られたものとは置換される〉
  -その神学的諸前提と世俗的諸帰結」
 『思想』第759号 岩波書店、1987年9月号

「戦時動員体制の比較史的考察」-今日の日本を理解するために-
 『世界』第513号 岩波書店、1988年4月号
  〈特集〉日本国際化論-歴史と現在-

「歴史学的形象の呪力剥奪:『権力への意思』と『支配の社会学』」
 『思想』第767号 岩波書店、1988年5月号

「私家版丸山政治学解題-リッターリッヒカイトの問題をめぐって-」
 『みすず』 1989年7月号

「ジンメル・ルネッサンスの位相」
 『思想』第785号 岩波書店、1989年11月号

「社会主義のゆくえ」
 『阪南大学産業経済研究所年報』20号
 阪南大学産業経済研究所、1991年6月

「システム社会の現代的位相」上、下 -アイデンティティーの不確実性を中心に-
 『思想』第804、805号 岩波書店、1991年6、7月

「ニーチェとヴェーバー」
 『思想』第805号 岩波書店、1992年5月

「河上肇の『モタモタ』に学ぶ」
 杉原四郎、山之内 靖、内田義彦による鼎談
 『形の発見』内田義彦著 p.119~148 藤原書店、1992年9月
 【注】 2013年11月30日発行の『形の発見』改訂新版では、「河上肇の『モタモタ』に学ぶ」が収録されなかった。

「戦時動員体制」
 『社会経済史学の課題と展望』
 有斐閣、1992年発行

「システム社会と歴史の終焉」
 岩波講座『社会科学の方法』
 第1巻 -ゆらぎのなかの社会科学- (p1~58)
 岩波書店、1993年1月7日発行

「『社会科学のゆらぎ』から『ゆらぎの社会科学へ』」
  -システム社会における社会科学の方法-
 札幌学院大学文化講演会講演記録
 『社会情報』 札幌学院大学、1993年2月

「戦時期の遺産とその両義性」
 岩波講座『社会科学の方法』
 第3巻 -日本社会科学の思想- (p131~170)
 岩波書店、1993年3月5日発行

対談
『社会思想史上のマルクス』
 城塚 登、水田 洋、杉原四郎、山之内靖、廣松 渉
 による対談    (解説:木前利秋)
 情況出版、1993年11月15日発行
 【注】季刊『社会思想』2巻1号におけるシンポジウム
   「社会思想上のマルクス」より

『ニーチェとヴェーバー』
 山之内靖著 未来社、1993年2月28日発行
 【注】本書の「まえがき」において著者は次のように述べている。
 第4章は「私のヴェーバー研究において占めるこの論文の決定的な重要性にかんがみ、あらためて本書に再度収録することにした…」「未来社の了承を得て『社会科学の現在』(1986年発行)は絶版とした」(ページxxx)
 当書の目次はサイト「
Webmemos-備忘録-」を参照

「新しい社会運動と個人の変容」
 『思想』第849巻 岩波書店、1995年3月

「世界像を見失った社会科学者-オウム事件と近代の魔性」
 『世界』第613号 岩波書店、1995年9月


『総力戦と現代化』
 
パルマケイア叢書:4
 山之内靖、ヴィクター・コシュマン(J.V.Koschmann)
 成田龍一編著
 柏書房、1995年11月25日発行
 当書の目次はサイト「
Webmemos-備忘録」を参照

対談
『廣松渉コレクション』 第6巻 対談、知のアクチュアリート
 第II部 マルクス解釈の視座
  II マルクスは何を提起したのか
  (IIにおいて廣松渉、平田晴明、山之内靖と対談)
 情況出版、1995年12月30日発行

「ニーチェ以後の社会科学」
 『思想』第864号 岩波書店、1996年6月発行

「ヴェーバーをどう読むか」
 『地域研究』東京外国語大学 1996年

『システム社会の現代的位相』
 山之内靖著 岩波書店、1996年6月12日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照。
 【注1】本書の「まえがき」には次のような記述がある。
 「本書では、システム論の方法の現代社会分析への
 適用という観点を全面に立てることによって、階級社会
 から機能主義的なシステム社会への移行を、歴史的局面
 に照らして明らかにしようと努めた。」
 【注2
】本書は岩波人文書セレクションの一冊として
 2011年11月9日岩波書店から再び発行された。

「特別インタヴュー 総力戦・国民国家・システム社会」
 『現代思想』第24巻7月号 青土社、1996年発行

「対談 戦後体制のゆらぎと新しい社会認識」
 『世界』第626号 特集:「あいまいな50年からの決別」
 岩波書店、1996年9月

「追悼・丸山眞男 丸山眞男とその時代」
 『現代思想』第24巻12月号 青土社、1996年10月発行

『マックス・ヴェーバー入門』(岩波新書:新赤版 503)
 山之内靖著 岩波書店、1997年5月20日発行
 当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照

「総力戦の時代」
 『世界』臨時増刊 634号
 「世界を読むキーワード(4)20世紀の総括、21世紀への視点
  第1章 20世紀とはいかなる時代だったのか」
 岩波書店、1997年4月発行

「『祭司対騎士』の対抗軸は何を語りだすか」
 『未来』373号 未来社、1997年10月

「総力戦・ニューディール・システム社会」
 『経済学史学会年報』第35号、1997年11月発行
 (特集)政策形成と経済学:1930-40年代を中心として

「悲劇の精神と新しい知のホリゾント」
 『現代思想』臨時増刊号 総特集:ニーチェの思想
 青土社、1998年11月

 「テクストとしてのヴェーバーと読者の救済願望」
  -奥田、小路田両氏の批判に答えて-
 『歴史と方法』 3 方法としての丸山眞男
 歴史と方法編集委員会編
 青木書店、1998年発行

「戦時期の社会政策論」
 『社会政策学会100年』
 啓文社、1998年発行

「日本の社会科学とマックス・ヴェーバー体験」-総力戦の記憶を中心に-
 『現代思想』第27巻5月号 青土社、1999年5月発行

「討議 空間・戦争・資本主義」
 『現代思想』第27巻13号 青土社、1999年発行

書評「河村哲二『第二次大戦期アメリカ戦時経済の研究』」
 『経済学論集』 第65巻第3号
 東京大学経済学会、1999年10月発行

「ポストモダンの鏡に照らして」-「マルクス・ヴェーバー問題」再読-
 アエラ・ムック『マルクスがわかる』朝日新聞社、1999年10月

『日本の社会科学とヴェーバー体験』
 山之内靖著 筑摩書房、1999年11月25日発行
当書の目次はサイト
「Webmemos-備忘録-」を参照。

往復書簡「受苦者の連帯は可能か」大澤真幸;山之内靖
 『季刊アソシエ』第4巻(p251~277)同編集委員会編
 特集:二一世紀資本主義
    4 文明とライフスタイルの組み替えに向けて
 お茶の水書房、2000年10月発行

「1930年代と社会哲学の危機」
 『思想』第917号 岩波書店、2000年11月

「社会システム論と批判理論-ポストモダンを超えて」
 『現代思想』第29巻第3号(臨時増刊)
 〈総特集:システム-生命論の未来 社会と記号のシステム〉
 青土社、2001年2月

巻頭対談「ポスト現代のマルクス
 -受苦的存在としての人間を知らずにマルクスが語れるか」
 山之内靖;的場昭弘
 『季刊アソシエ』第6巻(p8~51)同編集委員会編
 特集 21世紀マルクスから何が見えるか
 お茶の水書房、2001年4月発行

「ポストコロニアリズムと近代批判」
 戦後東アジアとアメリカの存在-〈ポストコロニアル情況〉を東アジアで考える-交差する眼差し
 『現代思想』第29巻臨時増刊号 青土社、2001年7月

「討議 総力戦体制からグローバリゼーションへ」
 『グローバリゼーション』 作品社、2002年発行

「論点をめぐって ポスト現代の社会科学と『神々の闘争』
  -馬場哲・小野塚知二編『西洋経済史学』をめぐって」
 『歴史と経済』177号
 政治経済学・経済史学会、2002年10月

「グローバリゼーションの新局面  再魔術化する世界」
 「グローバル・ソシオロジー」研究ノート
 (特集 サスキア・サッセン -グローバリゼーションの最新局面)
 『現代思想』第31巻6月号(p134~141)
 青土社、2003年5月発行

「『脱魔術化』した世界の『再魔術化』とどう向き合うか
 -グローバリゼーション時代の『心のケア』を考える」
 井上芳保編著 『「心のケア」を再考する』
  現代書館、2003年発行に収録


『再魔術化する世界』 総力戦・〈帝国〉・グローバリゼーション
 伊豫谷登士翁・成田龍一編 山之内靖対談集
 (参加者:山之内靖、成田龍一、大内裕和、岩崎稔、米谷匡史、大澤真幸、的場昭弘、伊豫谷登士翁)
 お茶の水書房、2004年3月18日発行
 【注】当書は議論の展開形式に山之内氏との対話形式を採ることによって、論稿では出にくいような氏の全業績に対する鳥瞰を多く読み取ることが出来るため、有効な情報を多く含んでいる。
 当書の目次はサイト「
Webmemos-備忘録-」を参照

『受苦者のまなざし』 初期マルクス再興
 山之内靖著 青土社、2004年11月30日発行
 当書の目次はサイト「
Webmemos-備忘録-」を参照

「ニューパースペクティヴズ 受苦者のまなざし」-〈マルクスとハイデガー〉をめぐって
 『大航海』第54巻(p26~33)
 新書館編 新書館、2005年発行

「『マルクスとヴェーバー』からハイデガーへ-日本におけるヴェーバー受容の特徴に関連づけて」  東アジアとマックス・ヴェーバー
 『思想』978号 岩波書店、2005年10月

「経済学・哲学手稿-『初期マルクス』と『後期ハイデガー』」
 『學鐙』第102巻第4号 丸善、2005年冬号

対談「再魔術化する世界をめぐって」-科学、社会、自然
 (特集・科学文明と魔術の森)山之内靖、的場昭弘
 神奈川大学『神奈川大学評論』同編集専門委員会
 第54巻号、2006年

「『時間の諸相』をめぐって-マックス・ヴェーバーとマルティン・ハイデガー」
 『現代思想』第35巻第15号(臨時増刊) 
 〈総特集:マックス・ウェーバー〉 青土社、2007年11月

【2:共著・講座】

『マルクス・コメンタールIV』-主要著作の研究的解説-
 
現代の理論社編集部 昭和47(1972)年12月15日発行
 【注】山之内氏の担当は「『経済学批判・序言』」で、「コメント」を沖浦和光氏が担当、これに山之内氏が「リプライ」を加えている。 当稿は『社会科学の方法と人間学』(岩波書店、1973年)に収録。
『マルクス・コメンタール』についてはサイト「
Webmemos-備忘録-」を参照してください。

岩波講座 『社会科学の方法』 全12巻
 編集委員:山之内靖、村上淳一、二宮宏之、佐々木毅、
      塩沢由典、杉山光信、姜尚中、須藤 修
 岩波書店、1993年1月~1994年3月 
   講座の全体像、並びにその中での山之内氏の論稿は
  サイト「
Webmemos -備忘録-」を参照してください!

『マックス・ヴェーバーの新世紀』-変容する日本社会と認識の転回-
 橋本努+橋本直人+矢野善郎編
 未来社、2000年11月21日発行
 【注】山之内氏の担当は
 「何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか」


グローバリゼーション・スタディーズ1(Globalization Studies1)
『総力戦体制からグローバリゼーションへ』
From Total War Systems to Globalization

 山之内靖・酒井直樹編著 平凡社、2003年1月24日発行
 【注】山之内氏の担当は
 「編者序文」(p11~27)
 「総論 総力戦体制からグローバリゼーションへ」(p29~78)
  タイトルの由来を「忘れられがちであったこの戦時動員
 体制からの戦後のニューディール型福祉国家への連続面
 について、意識的に取り上げてみようという観点に立った
 が故に、であった」(p15)

【3:翻訳】

『イギリスの工場・日本の工場』-労使関係の比較社会学-
原題 British factory - Japanese factory :
 the origins of national diversity in industrial relations 

 原著 R.P.ドーア (Ronald Philip Dore)
 翻訳 山之内靖(山之内氏による「訳者あとがき」有り)、永易浩一
 筑摩書房、1987年10月5日発行
  (93年5月、ちくま学芸文庫版発行)
 【注】上記の原書名から判るように、副題を訳せば
 「労使関係における国民的相違の起源」である。


『学問とわれわれの時代の運命』- ヴィーコからヴェーバーへ -
 (フィロソフィア双書 26)
 K・レーヴィット(Karl Löwit)著
 上村忠男, 山之内靖訳
 未來社、1989年6月15日発行
 当書末の「訳者あとがき」には「レーヴィット晩年の二論文を訳出、題は両論文に共通する著者の問題意識を考慮して訳者がつけた」とある。二論文とは次のものである。
○「ヴィーコの基礎命題〈真なるものと作られたものとは相互に置換される〉-その神学的諸前提と世俗的諸帰結-」
○「学問による世界の魔力剥奪-マックス・ヴェーバー生誕百年を記念して-」


『第二の産業分水嶺』
原題 The second industrial divide :
       possibilities for prosperity

        [ New York: Basic Books, 1984 ] 
 原著 マイケル・J・ピオリ(
Michael J. Piore)、
     
チャールズ・F・セーブル(Charles F. Sabel
 翻訳 山之内靖(山之内氏による「訳者あとがき」有り)
     永易浩一、石田あつみ
 筑摩書房、1993年3月25日発行
 【注】 当書は経済社会の成長と繁栄の不能性は
 大量生産システムの超克にある、という重要な問題
 を提起している。


『現在に生きる遊牧民 (ノマド)』 -新しい公共空間の創出に向けて-
 アルベルト・メルッチ(Alberto Melucci)[著]
 山之内靖, 貴堂嘉之, 宮崎かすみ訳
 岩波書店、1997年8月発行
 【注】原著はイタリア語であるが、翻訳は英語版からで、英語版名は、“Nomads of the present : social movements and individual needs in contemporary society” で、副題は「現代社会における社会運動と個人の欲求」。

『ダイナミクスと挑戦』Dynamics and challenges
 ロビン・コーエン(Robin Cohen)
 ポール・ケネディ(Paul Kennedy)著
 山之内靖、伊藤茂訳
 平凡社、2003年2月発行

『コミュニティ』 -グローバル化と社会理論の変容-
 ジェラード・デランティ(Gerard Delanty)著
 山之内靖+伊藤茂訳
 NTT出版、2006年3月30日発行
 山之内氏による「訳者解説-グローバル化と社会理論の変容」を巻末(p.281~301) に含む。山之内氏は「場所の存在論」を論じた後、「『初期マルクス』と『後期ハイディガー』によって共有されていたこの『場所』の問題が改めて検討されなければなるまい」とこれからの問題点を指摘。


【補注1】
 山之内靖氏の年譜ならびに著作についての記事が掲載されているもの。
  
(不悪、ただいま工事中です)
【補注2】
 山之内氏の業績を辿る上で、とりわけ後期の山之内氏の足跡を読み取ろうとする時、下記の3書が重要な鍵を提供する(とりわけ『再魔術化する世界』は必ず紐解く必要がある)。 これらをまず読むことによって上記の目録における氏の長い格闘の跡(初めて世に問われた『イギリス産業革命の史的分析』から直近の『受苦者のまなざし』まで)と山なす個々の論文の位置づけを理解し、あやまたず氏の論旨を辿ることができるのではとおもう。(2009年2月2日補筆)
『マックス・ヴェーバー入門』(岩波新書:新赤版 503)
 岩波書店、1997年5月20日発行

山之内靖対談集 『再魔術化する世界』
     総力戦・〈帝国〉・グローバリゼーション

 伊豫谷登士翁・成田龍一編 (参加者:山之内靖、成田龍一、
 大内裕和、岩崎稔、米谷匡史、大澤真幸、的場昭弘、
 伊豫谷登士翁) 
お茶の水書房、2004年3月18日発行
『受苦者のまなざし』 初期マルクス再興
 青土社、2004年11月30日発行

[2012-01-04 加筆]
 
『システム社会の現代的位相』再発行を追加
[2014-05-05 加筆]
 「河上肇の『モタモタ』に学ぶ」を1992年に追加

[2014-05-15 加筆]
 「土地制度史学会の方法的遺産はいかに継承されるべきか」を1979年に追加

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コメント

山之内先生の丁寧な文献集を公開していただいたことに感謝します。

私のように研究者でもなんでもない市井の人間は図書館を有効に使うこともできず、ウェブ上にコモン・ウェルスとして、このような成果を出していただけると、とてもありがたいです。

フェリスに知り合いの教員がいたので、一度、山之内先生を紹介していただいたことがあり、
読書ノートを読んでいただき、それへのコメントをもらって紹介しているので、読んでいただけたらと思います。

http://tu-ta.at.webry.info/200808/article_25.html


また、この文献録には記載されていないし市販されてもいない、2006年度フェリス女学院大学学内共同研究の報告書「都市的遭遇とコスモポリタンな社会をめぐる学際的研究」に山之内先生の講演記録が掲載されています。
他の文献と重なる記載も多いかもしれませんが、環境哲学への言及などは興味深いものでした。

これに関するメモは
http://tu-ta.at.webry.info/200801/article_6.html
http://tu-ta.at.webry.info/200801/article_7.html
に書いています。

また、社会運動の活動家として山之内さんをどう読むかということに関するメモは
http://tu-ta.at.webry.info/200801/article_6.html

それぞれ、ご照覧いただければ幸いです。

投稿: tu-ta | 2009年1月17日 (土) 04時58分

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